ANZAI, 日記

とにかく空を飛べればいい?

どんな会社でも、とにかく空を飛べればいいじゃないか!
そういう意見を聞くことがあります。
私、安西も昔はそう思っていました。
が、就職して思います。批判を恐れずに言えば、その考え方は間違いです。
いや、批判は常に恐れています。
我々は、鳥のように自由に飛んでいるわけではありません。
職業パイロットというのは、ガチガチに固められた航空法に従って、自然に翻弄されながらお客様や貨物を目的地へ安全に届けなければならない、サラリーマンパイロットです。
サラリーマンである以上、組織に所属してルールや慣習に則って飛ばなければいけません。
ですから、どの箱(団体)に所属するかということは、極めて重要だと思います。
ANA、JAL、SKY、自衛隊等々、飛行機を飛ばす組織は沢山ありますが
例え同じ日本の領空内ですれ違うように飛んでいたとしても
「彼らは同じ空を飛んでいるのか?」と聞かれれば
物理的にはYesですが精神的にはNoと言えるのではないでしょうか。
何が言いたいのかというと、自分の飛びたい空を明確にして、そこに辿り着くまでの努力をしなければならい、と思うわけです。でなきゃ、半年に一回の訓練や審査、身体検査や体調管理なんてやってられません。いや、もちろん仕事ですからやりますけども、同じやるなら自分にとっての理想の環境で、または理想の環境を目指す過程に身をおいておくべきだ、と思うわけです。
どんな飛行機に乗って、どんな路線を飛んで、どんな人生を送りたいのか。
そこにいつまでに辿り着きたくて、そのためには今日何をすべきなのか。
はたしてブログを書いている場合なのか(–;)。
もちろん、大型機・国際線・高給が全てではないと思います。
プロペラ機で多少給料安くてもいいから、南の島できれいな海の上をのんびり飛びたい。
その人にとってそれが最も美しい空であれば、それは間違いなく真実です。
将来の自分を思い描いて、一日を大切にしていかないかんなーと思います。
人生は、時間でできているわけですから。


2013-02-25 | Posted in ANZAI, 日記6 Comments » 

コメント6件

 jun | 2013.02.25 2:55

素人には、「この会社で飛ぶこと」についてぶっちゃけた話よくわかりません。「なんでこの会社を受けたのですか?」―本音を言えばそこで採っているからとしか。何百という会社が学生から自社にする(とここでは仮定して)ために採用しているわけではありません、数社(場合によってはただひとつの)しかないのですから受けて当たり前です。そこにも、「この先、空で生きていくためには」を考えなければならないとなると….。当然、学生なんて身分じゃそんなことわかりませんし、入って見て空飛んで、「この会社は違ったのだ」と実感することになるかもしれません。私は学生という身分でしか物事を考えていませんが、そういうことも含めるとなると、より慎重に選ばなければいけないかもしれません、会社を。もはや選ぶような時代ではないのかもですが。。。ライセンサーにとっては有望かもしれません。ただ、「この会社でサラリーマンとして飛ぶ」ということがそれぞれの会社で違うという視点は、現職の方じゃないと分からないものだったという思いで、安西様のブログを読んでいてよかったと思えました。
超どうでも良い話ですが、長くなりすみませんでした。

 安西 | 2013.02.25 14:26

jun様
沢山の会社があり、それぞれに特徴がありますから、自分の納得のいく職場をみつけることは難しと思います。妥協しなければいけないこともあるでしょう。しかし、自分の理想はいつも持っておいていいのではないかと思います。

 ミー | 2013.02.26 19:19

安西様
こんばんはm(_ _)m
なんだかとても感銘を受けましたm(_ _)m
『どんな人生を送りたいのか、そこに辿り着くには今日何をすべきか。』 
将来へのVisionを明確にして1日を大切に生きていく!
果たして私を含め、どれだけの人が実行出来ているのか……。
とても考えさせられるテーマでしたm(_ _)m
少しだけ重いお話をさせて頂いても宜しいでしょうか?
また思いきり私事ですが、 2年前、私は大切な人を亡くしました。
彼とは結婚の約束もしていて…、でもその時の私は仕事が楽しくて家庭に入ることなどとても考えられませんでした。無駄に時間を引き伸ばしているうちに彼の身体は癌に蝕まれてしまいました。
余命2ヶ月だと知らされて正直自分がどこに立っているのかも分からなくなり、あの頃のことはあまりよく覚えておりません。ただ毎日自分を責める日々でした。
彼を失って初めてどれだけ大切だったか、どれだけ甘えていたかを思い知らされました。
あんなに楽しかった仕事も辞めてしまい、生きる気力もなくしただ毎日呼吸をするだけの毎日。
そんな私を救ってくれたのが彼の母親と先日中東へ行ってしまった彼の友人でした。
結婚をいつまでも承諾せず好き勝手していた私に対して、遺された者の生きる意味を2人は教えてくれたのです。本来なら可愛い孫の顔を見せてあげられたはずなのにその機会を奪ってしまった私を責めるどころか抱きしめて下さいました。
私が飛行機に興味を持ったのは何を隠そう彼が飛行機好きだったからです。
何とか彼の魂に近づきたくて飛行機について勉強をはじめたのです。
彼の生前は船にしか興味がなく無理やり船には乗せたのに一緒に飛行機に乗ってあげることはしませんでした。
今頃飛行機好きになって!!と怒っているかもです(笑)
何が言いたいかというと生あるものは生まれ落ちた瞬間から死へのカウントダウンが始まっています。
早いか遅いかの違いは悲しいことにありますが死は平等です。
安西様が仰るように人生は時間でできているのです。
だからこそ考える力を持つ人間は1日を精一杯生きる努力をしなければ。とあの頃の自分に言い聞かせつつ、今の私は思います。
長々と重い文をすみませんm(_ _)m
ちょっとというか、かなり鬱陶しい話なので削除してくださいませm(_ _)m

 安西 | 2013.02.26 19:47

ミー様
私がこういう日記を書くときは、たいてい自分に言い聞かせています笑。自分が出来ないことをかいているんです。
仰るように人生は時間でできていて、そしていつ終わりがくるのかわかならい。これが厄介です。
にもかかわらず、なんとなく一日を過ごし、やっときゃよかったと後悔するわけです。これの繰り返しですね><
しょうがないもんです。吉田松陰に起こられそうです。
ちなみに、コメントは重複してないので削除しませんっ!!

 ミー | 2013.02.26 20:31

安西様
重複してませんね。不思議と(笑)
こちらで吐き出させて頂いて、自分の中にあった暗い何かと決別出来た気がしますm(_ _)m
安西様の明るさに救われました。
ありがとうございますm(_ _)m
吉田松陰ですか。
因みにわたくしは新撰組、土方歳三派です!(笑)

 安西 | 2013.02.27 11:44

イケメンですからね、土方さん、、、。

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