またありえない事故が!!
しかし、実際に起こったという事は、これもやはり
いつ誰の身に起きてもおかしくないということです。
過去の事故について勉強すると、そんなミスするか?!
という内容のものがけっこうあります。
それでもそれは起こったのです。
気象条件、健康状態、精神状態など様々な条件が重なって
あり得ないようなミスを誘発していまうのです。
こういうのを、事象のチェーンとかスイスチーズモデルと
言う事があります。小さいミスや穴がつながってしまうと
大きなミスや事故につながるということです。
ANKの副操縦士がドアのスイッチとラダートリムを間違えて
操作した事により起こった130度バンク事件。
誰もがみな口を揃えて『ありえない!!』
それでもやはり、それがどんなに馬鹿げた理由で起きた事故だとしても
我々パイロットは、「明日は我が身」を肝に銘じて
その事故を精査し、明日のフライトの安全運航に活かすという姿勢が
求められるのだと思います。
金星を飛行機と間違えるなんてありえんのか、、、?
という疑念を必死に消し去りながら。
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カナダ機事故 要因は金星?!
2012年4月19日 >