先日の記事でかいたように、パイロットの待遇にについて書いてみようと思います。
いくつかに分けて書く事になりそうですが、このシリーズではこの職は遣りがいがあるとか空は美しいとか、そういうハナシを一切封印してドライに書いてみたいと思います。
よって、すこし品の無い記事になってしまうかもしれません。
パイロットの年収
ぶっちゃけどうなのよ、パイロットの給料は!?
と聞かれれば、答えは
残念!パイロットが高給の時代は昔の!
まず一つ、ポイントはJALの事実上の破綻です。
これによって、Jのパイロットの給料は大きく切り下げられました。
これは、各航空会社からすれば喜ばしい事。
「JALだって下げてるんだから、、、」というスタンスで、この先乗員組合との交渉に臨んでくる可能性は非常に高いのではないでしょうか。
もう一つ、大きなポイントはLCCの台頭です。
今後、日本の航空業界を席巻するのはかなり高い確率でLCCです。LCCのFOの年収はざっと700〜900万です。
フライトタイムやボーナスにより上下するとは思いますが、1000万を超える事はないでしょうし、あったとしてもかなりの激務をこなさなければならないはずです。
しかし機長になれば1300万〜。教官クラスになれば1500万〜1700万は期待できるようです。(某LCC関係者談)
ちなみに、FOなりたてで1000万超える会社は私の知る限りJAL・ANAのみです。
もう一社あるんですが、この会社、今年4月からついに給与がカットされたとのこと。それまでは1000万超えていたようですが、15%くらいのカットのようなので、1000を切ってしまった可能性大。
よって確実なのは2社。
ではJAL・ANAに入れる可能性はどのくらいか?
例えば航空大学校に入ったとしましょう。
20人卒業したとして2社に入れるのはこの不景気でおそらく10%前後ではないかと思います。
ですから、頑張ってエアラインの副操縦士になっても、いきなり1000万超える可能性というのは、結構低いと言わざるを得ないわけですね〜。
むむむ、、、やっぱり品のない記事になってしまったうえに、書いていて自分で凹んできたな。
なんだか夢も希望もない、、、
と思われてしまいそうですね。でもこれが日本の航空業界の現状ですし、20年以上前の水準に戻る事は100%ないでしょう。
とはいえ、努力次第ではそれなりにもらえる方法があるにはあると思います。長くなったので、それについてはまた書きたいと思います。
パイロットの年収に関する記事をコチラにまとめました。