ANZAI, 日記

今の自分は何%

時差を抱えて飛ぶ時や徹夜フライトの時。
はっきりいって100%の体調で飛ぶのは不可。
まぁ当たり前だよね。戦う前から時差抱えてんだもん。
徹夜だってそう。いくら事前に昼寝したって、そう簡単に夜中全快にはならない。
そんな中飛行機を安全に飛ばすにはどうすればいいのか。
とりえず、自分が100%ではないということを認識することが大切かな。
いつもの自分の50%くらいしか力が出ない状態であることを認識すること。
自分を疑うことですな。
そうすれば、いつも以上に慎重に自分の一挙手一投足を客観的に確認できる。
ハズ。
ま、パイロットに限ったことではないでしょう。
敵を知ることも大切だけど、自分の状況・実力・手持ちの武器を知ることも大事ですたい。
下手糞の上級者への道のりは、己が下手さを知り手一歩目。。。


2013-10-27 | Posted in ANZAI, 日記14 Comments » 

コメント14件

 まっしゅ | 2013.10.27 1:20

なるほどぉ・・・
いくら最高のコンディションに持っていくように努力しているとはいえ、自分の今のコンディションをしっかりと認識しておくことで自分の判断に対する再検討のフィルターを増やすことができますものね。
パイロットは日々変則的な生活になるのでしょうか?自分は朝が苦手なので不安です。。。
安西さんは日々の生活リズムをどのようにして整えていらっしゃるのですか?

 安西 | 2013.10.27 1:28

まっしゅ樣
日々変則的で不規則です。とくに国際線は生活のリズムを整えるのはなかなか難しいですね。時差に強い人もいれば弱い人もいますし。。。仕事が無い時はなるべく規則正しく生活して、活動的に過ごしごはんを食べて水を飲むしかないです。むしろ、いい方法を僕が知りたいです笑。

 ★空美★ | 2013.10.27 9:28

安西様、おはようございます(^-^)
為になるお話、ありがとうございます(^-^*)
そうですよね、そんな時は自分を常に疑いながらお仕事しなくちゃいけないですよね(>。< ) 何年も経験していくと、“慣れ”という魔物が現れたりして…(゚Д゚) いつも、ミスしない様な小さな事をしそうになったり…確認したハズが…確認したツモリになっていたり…(>。< ) 意識して集中してるハズなのに…なんて事も出てきます(>。< ) 人間の体内時計がなんて大切なんだろぅと思います(>。<) 日々、初心の心を忘れず、私も安西様を見習います(*^-^*) ありがとうございます(笑)(*^^)v

 Jun | 2013.10.27 9:43

安西様、おはようございます。
突然で申し訳ありません。パイロットに運はどれくらい必要ですか?

 flyingtony | 2013.10.27 22:34

駆け出しのパイロットの頃に先輩から
「体調が絶好調なんて日は滅多にない、1年に数日だろ? 100%を絶好調とした時に俺たちの仕事はその6割の力で仕事を100%確実にこなすことなんだ、そうすれば体調が悪かろうが、彼女にふられて落ち込んでようが、確実に仕事ができるだろ? 絶好調の状態でなければ100%の力を発揮できないような副操縦士とは一緒に飛びたくないね」
って説教されたのを覚えています。
当時は若かったので、なるほどな~、、、なんて思って聞いていましたが、今になって考えてみれば当時と少しとらえ方が違っていて、自分が6割の力が発揮できるかどうかを常に見極めその6割の力を発揮できないと判断した時は仕事を休む勇気が必要なんだろうな~って思います。
ところで、うえにあるJunさんの質問がとても面白いのですが、パイロットとして定年まで無事故無違反、試験に不合格にならず、不況時に会社から解雇されずに飛び続けることができるのってどれくらいの運が必要なんでしょうね?^^

 まりねこ | 2013.10.27 23:28

flyingtony様の若い頃のお話、とても興味深く読みました。
6割の力で100%の仕事、なるほど、当方の主人もインターから戻ると廃人になっていることが年に数回あるわけです…
私は航空業界とは無関係の人間なので、いろいろと勉強になります。

 ミー | 2013.10.28 0:12

安西様
こんばんはm(_ _)m
『自分を疑う。』
わたくしの場合、お仕事に於いて『まだ限界じゃない。』『まだ力を出しきってない。』等々、自分を追い詰めることはあっても自分を疑ったことってあまりなかったような気が致します。
安西様のお言葉で今更気付きました。そうですね、自分を疑う事も『見極める』ためには大切な事ですね。
例えば体調管理、とくに自覚症状のないまま仕事をし、集中力が途切れた途端くらっと来ることが一年に1~2回の割合であります。しかしこれも自身を疑うことで予め対策を打てますものね!
とても勉強になりました。ありがとうございますm(_ _)m
でも今日の私は 100%で挑みましたよ!!
今日は自宅でハロウィンパーティーを行ったのですが、朝4時に起床してアクアパッツァなどのイタリアンからフレンチ、お寿司などの和食からケーキに至るまで、実に沢山のお料理を作りました!
パンプキンスープにパンプキンパフェ、パンプキンのディップまで作っちゃいました(^^;)
(お料理大好き(*^^)ほんとは毎日でも作りたい(笑))
でもそのあとが、、、。
先程やっとお片付けも終わってゆっくり入浴。
もう10%の力も残っておりません(o_ _)o

 エール | 2013.10.28 0:28

安西様お疲れさまです。
いつも本当にありがとうございます。
 私個人は、自分を疑ってばかりなのですが、
あらためまして、
自分を疑うこと!心にしっかり刻みました。
実はご相談がございます。
夢や、自分の目指す職業へ向かって、今は現在進行形で頑張っている人が
身体的にも大変な時や、また慣れが生じた時などに
「自分を疑いなさい」とは伝えずらいのですが、
そのような時には
「自信と責任を持って進んでね」との言葉を贈らせてもらいたいのですが・・・
どうかアドバイスを宜しくお願いいたします。
こちらから贈るひとつひとつの言葉って、
頑張っている大変な時こそ、本当に大切な伝言だと思い
最近、必要以上に
一言ずつが、とても慎重になってしまいます・・・

 安西 | 2013.10.28 1:29

空美樣
私の場合、慣れという魔物がいつまでたっても現れません。。。パイロットとしての自分を疑わざるをえないのです笑><
Jun様
まず、パイロットになる為に結構な運が必要な気がします。。。私の場合人生の7割の運をそこで使ってしまったような。パイロットになった後も運次第です。
どんな優秀なパイロットでもどうにもならないよなトラブルに見舞われ命を落とす人も入れば、トラブルなんて一度も経験したこともないような幸運な人もいるでしょう。全然勉強してなかったけど試験官が優しい人で運良く合格する人も入れば、ものすごく勉強したのに鬼のようなJCABチェッカーに当たって不合格になることだってあり得ます。色々考えてみると、flyingtonyさんが仰るように何事もなく定年を迎えるのって、、、無理?
しかし、幸運を掴み悪運をはねのけるためには「準備」が必要であることだけは間違いないと思います。
まりねこ樣
廃人になりながらブログを書いております。。。ご主人樣にお疲れさまですとお伝えください!!
flyingtony様
なるほど、仕事を休む勇気ですか。。。たしかに、今は若いせいもあるのか、とりあえず気合いがあればなんとかなると思っていますが、やはり冷静な見極めが大切ですね。
いやぁ本当に運に大きく左右される仕事ですね。定年まで何事も無く、、、、スイスチーズモデルを思い出してしまいました。定年までうまいことすり抜けられるでしょうか、、、!
ミー樣
自分の力をうまく出す為には色んな方法があるのでしょうね。自分はまだできると言い聞かせてみたり、自分を疑ってみたり。
パーティーお疲れさまでした。いつか、みんなでパーティーやりたいですね^^
エール様
コメントありがとうございます。
頑張っている人への言葉って難しいですよね。既に頑張ってるわけですから。ですので、大変そうなときは「疲れたらいつでも言ってくれ」という趣旨のお言葉はいかがでしょう。
慣れが出て来た時は、、、うーん難しいですね。「うまくいっているときほど気を引き締めて!」という感じでしょうか。
とある有名な投資家がこんなことを言っていました。「自分の持っている株が鰻上りのとき、つまりうまくいっているときほど冷静に物事を分析しなければならい。逆に、その株が低迷していたり暴落しているときほど、必要な物は意外とシンプルなものだったりするものだ。例えば、忍耐とか勇気みたいにね」
そんな感じのことを、なんとか上手に伝えられるといいかもしれませんね!すいません、、、、あまり役にたてずに。。

 WP | 2013.10.28 12:04

「6割の力で100%の仕事をこなす」深いですね。
そうすれば異常事態でも残りの4割近くの余裕を投入できる訳ですものね。
「私は飛ばない決心をする」勇気を持つことを心掛けてます。
「私なら飛ぶのに」「飛べたでしょ」「このくらいで」などと後で言われるのが嫌で、
自分の判断や限界を見誤って無理して飛ぶことがないようにと。
それでも気が付くと「今日中に進出(帰投)したい」とか、
「他の機体(パイロット)は行っている」とか、
自分が臆病過ぎるのではと心悩まされることが多いです。

 66B | 2013.10.28 16:04

安西さま
興味深く拝読いたしました。
飛行機の”揺れ恐怖症”の私は、WPさまのおっしゃる「飛ばない決心をする勇気」に乗客として大変安心感を感じます。「もしかして操縦する方が不調で判断を誤るのでは?」といった疑いが、恐怖心を一層つのらせるものです。決して臆病過ぎるなどとおっしゃらないで下さい。そうした慎重で責任感のある方が操縦して下さると思うと、揺れへの恐怖も押さえ込めます。
少数かもしれませんが、私のような利用客もおりますので、慎重なご判断は大変ありがたく思います。
「6割の力で100%の仕事をする」も、大変説得力があります。
皆様の安全運行をお祈りしております。

 エール | 2013.10.28 22:06

安西様
この度は、アドバイスをいただきまして
本当に本当にありがとうございました。
昨夜は自分が何%なのかさえ認識せずまま突っ走り、
今読み返して、その ぶしつけなコメントにホントに申し訳なく、
反省しております。 自分を疑え!!ますます肝に銘じます。
それでも、本当にありがたく安西様にご相談させていただき
感謝しております。本当にありがとうございます。
とても思いやりの込もった大切な「言葉」に、私が今感動して
目頭と胸がキュンッ!!としています。
今 懸命に頑張っている人へ、
だいじに心で包み、両手を広げて届けたいと思います。
気持ちがスーと楽になりました。
安西様、たとえ100%の時も、いつもいつもどうか
お身体を大切になさってください。
素晴らしいお仕事、そして温かなブログ、
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

 安西 | 2013.10.28 23:35

WP様
「パイロットたるもの常に臆病でなければならない」
CPLの訓練中、教官に言われた言葉です。
「10%の才能と20%の努力と30%の臆病と40%の運」
こちらはゴルゴ13の言葉、、、笑。臆病さは危機管理のために欠かせないものなんだと思います。
66B様
パイロットが判断に迷った時は、常に安全サイドの選択肢を採用します。どうぞご安心ください!!
エール様
いえいえ、少しでもお役に立てれば幸いです。これからもお気軽にコメントしてくださいね^^

 まりねこ | 2013.10.29 11:30

時差のきついフライトから戻った後、普段は病人や病み上がりの人くらいの状態でも、西だ東だと続くとさすがに廃人になっていますね。
パイロットという職業は見ると聞くとではまったく違うと常々思います。
安西様もいつも本当にお疲れ様です。
調子の悪い時は、猫を撫でながら楽しくお酒をお飲み下さい(笑)

Comment





Comment