見るからに優秀な機長と飛ぶときは、なんか妙に緊張します。
こちらの一挙手一投足をいちいちモニターされているような感覚に陥り、なんだか動きや態度がぎこちなくなるのです。
あぁ、ショボイ子パイだと思われてるんだろーな。
あぁ、使いモンにならんと思われてるんだろーな。
あぁ、英語できねーんだから日本で大人しくしてやがれって思われてるんだろーな。
嗚呼、、、
みたいな。
一方、ポロポロポロポロミスするキャプテンと飛ぶと、
「や、、、やべぇ。マジでこの俺がシャキッとせなこのおっさんやべぇ、、、ゴゴゴゴ、、、」
ってな具合に妙な責任感と勇気と母性本能が湧いてきて、自分のパフォーマンスがめっちゃよくなるわけです。ごく稀に、ソレを狙ってわざと自分をダメ機長に見せてんじゃねーかと思われる稀有なおっさんを見かけることがありますが。
まぁとにかく、相手によって自分のパフォーマンスが変わってしまうようでは、まだまだケツが青いということですな。一番ダメなのはおめーだよ、安西。ってわけです。
安西副操縦士のログブック | パイロット ブログ