日航のATBのニュースより。ATBとはAir Turn Backのことで、出発飛行場に引き返すことです。
パイロットにとって最も怖い物はなにか?!
それは「火」だと思います。少なくとも私は火が嫌です。
なぜならヤツは生きているから。パイロットの見えない所で火の手があがり少しずつ燃料タンクに近づきながら燃え広がっていく、、、。考えただけでもぞっとします。
もちろん、飛行機のエンジン等には消化器が装備されていて、火災を感知した時にはコックピットのボタンを押せば消化器が作動する仕組みになっています。火が消えたかどうかもコックピットのディスプレイに表示されるメッセージで確認できます。しかし、そのメッセージが100%真実かどうかは直接目視するまではわかりませんし、飛行中はそれができません。火が消えていたとしても、機体が構造的なダメージを被っている可能性がありります。
よって、今回のJALのATBは良い判断だと思いますし、当然と言えば当然の判断なのではないでしょうか(なんか偉そうですいません)。火の無い所に煙は立たないとも言いますからね。
私が飛ばす飛行機でもし同じような事態が起きた場合、高い確率でJALと同じ判断を下すと思います。判断を下すのは機長ですが、説得を試みます。よって、そのとき運悪く乗り合わせてしまった皆さん、、、怒らないでください。。。火だけは怖いのです><
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
操縦室に煙 日航機引き返す
2012年8月24日 >