東南アジアのLCCが苦戦を強いられているとのこと。
http://news.macamiya.com/industry/sea-lcc-corner/
旅客数・航空機の需要共に盛況ではあるけれども、安い人件費で人を確保できず競争も激しくなっていることが原因だとか。LCCの有名所が軒並み赤字のようで、その熾烈さを物語っております。
大手は更に苦しい戦いを強いられているようで、タイ、シンガポール、ガルーダ等各国のナショナルフラッグが再建に追われている模様。
熾烈な自由競争を生き残るのは誰か。この先、アジアの空がどのような局面を迎えるのか。いやはや全く想像もつきません。
一方、我が日本国でも国内では国土交通省監修「舞台・健全な競争環境」とやらにて各社が凌ぎを削っているわけでございます。しかし、当舞台は海外の皆さんにイマイチ不評のようで、撤退したり撤退チラつかせてみたりと何かとにぎやかなニュースが絶えず、ブログのネタには困らないのですが忙しさにかまけて更新をサボっている安西(無職)でございます。
しかしまぁアジアの様子を見ていると、国交省の規制にもそれなりに道理はあるのかもしれませぬ。これまで舞台の上でしか戦ったことのない日本の航空会社を、いきなり海外のような戦場に放り込むようなマネをしたならば、果たしてまともに外資とやりあうことができるのか。そう考えると、日本はもう、国と一部の大手の蜜月関係を認め運賃の高止まりを受け入れるしかないのかもしれません。
私を含め、国交省・航空局のやり方に不満を漏らす業界関係者は少なくありません。しかしながら、彼らの手によって我々民間が外敵から身を守られているのであれば、我々はこれからも彼らの描いたシナリオ道りに舞を続けていかねばならんということなのでしょうか。
いや構わんよ。JALが2度沈もうがANA散ろうが、安全安価な選択肢増やしてくれるんなら、構わんよ。戦ってくれよ。
というのが大方のご意見かもしれませんが、そんな状況には暫くなりそうにはありません。世界で最も成功した共産国とは良くも悪くもよく言ったもので。