ブログ 雑記

29日の日記について

2013年2月2日 >

29日に書いた記事について、複数の方からメールをいただきました。
http://stratosphere531.seesaa.net/article/316861633.html
「子供の頃からパイロット目指して何が悪い?」
「別にパイロットになりたいなら経済なんぞやらずに一直線でよくね?」
という趣旨のメールを、、、。
私の書き方が悪かったようです。
つまり、雑な言い方をすると、なんでもいいのです。
①子供の頃からパイロットをめざしていた
②高校生あたりからパイロットを目指して、就職活動はパイロット一本!
③就活の一環でしかなかったが、受かっちゃったもんで^^
①〜③のどれでもいいと思います。どれが優れているというわけではないですし、どのパターンでもパイロットにはなれます。
ですから、パイロットになるためには、高校生が文系クラスをとってはいけないかといえば、もちろんそんなことはないですし、パイロットになるために航空宇宙学科を専攻することが偏った考え方なのかと聞かれれば、当然そんなこともありません。
最終的な目標をパイロットにセットしていれば、それまでの過程でどのような勉強をしようが何学部にいようが、パイロットにはなれるわけですし、パイロットを目指していなかった人が、突然パイロット訓練生としてJALに採用される例もあります。
だからかどうかはわかりませんが、自社養成等の学科試験では飛行機の専門的な知識は問われません。数ⅢCでしか出てこないような難解な数学も出題されません。航空大や自衛隊も然りです。国家公務員Ⅱ種の勉強で十分だという話もよく聞きます。つまり、広く浅く出来ればいいわけです。
ちなみに、私は経済学部でした。高校3年の時になんとなくパイロットってかっこいいと思ったわりには、文系だったので経済学部にすすみ、経済を勉強しつつ航空大や自社、自衛隊の試験対策として物理や数学をガリガリやっていました。そして、就活は一切せず、航空大・自社・自衛隊のパイロット一本槍でした。
ただ、なぜかはわかりませんが、私の周りのパイロットにはバランス人間が多いのです。そして、マルチな能力を持っている人ほど、パイロットとしても優秀だなぁと感じることが多いんです。
沢山の情報や仕事を同時に処理しなければならないというのがパイロットという仕事の一つの特徴だと思いますが、その辺が関係しているのかもしれませんね。
ですから、私の個人的な意見として、どうせ同じパイロットになるならば、他業種のことについても造詣が深いような人間になったほうがいいんじゃないかなーっと思うわけです。私自身が一本槍だったからこそ、今そう感じるのかなぁ。
で、「今日パイロットをクビになっても、教員免許あるから飯は食っていけるよ^^」みたいな余裕のある人の方が、結局パイロットとしても優秀だったりするんです。。。
長くなりましたが、伝わりましたでしょうか。私の想い。
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