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80時間

2014年12月8日 >

「今月はどう、忙しくしてる?」

ってのはパイロットの中でお約束の会話。イギリス人がとりあえず天気の話から始めるのと似ている感じ。イギリス人のことあんま知らんが。

「いやぁ今月は80時間ですよ」

なんていうと、「お、頑張ってるね〜」なんてキャプテンから何故か褒められます。しかし、80時間といっても国内線中心の80時間と国際線中心の80時間では全く内容が異なります。それぞれを比較してみると、、、

まず国内線中心。
大体1日平均4セクターのフライトをこなします。1セクター1時間と仮定すると1日4時間。20日間飛べば80時間に達します。そうすると大体5勤2休って具合になりますが、これ、結構大変です。1日4本飛ぶと、最後の方はだいぶお疲れモード。1日4時間しか飛んでねーじゃん、って思われるかもしれませんが、気圧の変化で身体が膨らんだりしぼんだりしている中、お客様を乗せて日本の天気相手に飛ぶのはなかなか。それが5日も続くとなるとこれはもう。当然、拘束時間はもっと長いです。ブリーフィングや便間がありますからね。

では国際線はどうでしょう。国際線といっても長距離短距離いろいろありますが、長距離ばっかり飛んでる人のスケジュールはどんなもんなんでしょう。
長距離路線は、大体1泊3日のパターン。そのようなパターンをこなすと、帰国後約3日の休暇が与えられます。ということは約1週間で1パターンのフライトをこなすことになります。片道10時間程度のフライトだった場合、このパターンを4回こなしただけで80時間に達してしまいます。
え、ひと月で4回しか仕事しないとかヌルすぎやん、と思われるかもしれません。しかしながら、国際線に於ける最大の敵は徹夜と時差です。徹夜・時差によってたっぷりいじめられた身体をひきずって帰宅し、3日休んで元気になったら、また長距離。西へ行ったり東へ行ったり、これを何年も続けると、、、。

とまぁこんなかんじで、80時間ってのはそれなりにキツイ数字なんですね。ほんと、体力勝負なお仕事です。まぁ好みもありますので、ドメ好きもいればインター好きもいるわけなんですが。バランス取れてるのが一番いいんでしょうが。

とにかく、頑張れパイロット〜!!

※ わかりやすくする為にかなり極端な例を挙げましたが、実際はもっとバリエーションに富んだスケジュールであることが多いです。また、休暇の日数や勤務パターンは会社によって異なります。



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