さて、先日の雪の日。羽田は雪で大変でした。
実際のATISにはどんな情報が含まれていたのでしょうか。
ILS Z RWY 34L(RWY34LでILS Z approachをやってます ☆)
LDG RWY 34L(着陸滑走路はRWY34Lです)
DEP RWY NIL (出発滑走路は無し。離陸禁止!)
RWY16L/34R CLSD (RWY16L/34Rはクローズ)
RWY16R/34L BA AT 0910 ALL-VP
(RWY16R/34Lの0910UTC時点のBraking Actionは全てVery Poorです※)
RWY05/23 BA AT 0510 A-VP B-M C-P
(RWY05/06の0510UTC時点のBAは、A-Very Poor,B-Midium,C-Poorです※)
RWY16L/34R BA AT 0944 ALL-VP
(RWY16L/34RのBAは、、、以下同文)
雪が多い空港であれば、あの程度の雪でこんなことにはならないのでしょうが
めったに雪が降らない羽田の除雪能力はたいしたことありません。
よって、あっというまに雪が積もり、滑走路がツルツルになってしまったんですな。
☆ILSとは
Instrument Landing Systemのことです。
滑走路に設置されている施設から電波が発せられており
その電波を受診して滑走路目指して飛んでいきます。
Zというのは、、、なんでしたっけ。忘れちゃいました。
大した意味は無かったと思います。XだったりYだったりすることもあります。
例えばILS Z RWY34LとILS Y RWY34Lは、同じ滑走路へアサインされたILSです。
若干コースが違うなどのマイナーチェンジがあります。
一番使用頻度が高いものにZが付けられる、、、だったかな??
※Brakin Actionとは
その名の通り、どのくらいブレーキが効くか、滑走路上がどのくらい滑りやすいか
という目安です。
Good, Medium to Good, Medium, Poor, Very Poorという5段階にわかれます。
滑走路を三つのセクションに分けて測定します。
Very Poorでは離陸も着陸も禁止されていますので
(飛行機にもよるでしょうが)
羽田は完全に離着陸ができない状態だったわけですね。
ちなみに、このBraking Actionをどのように測定するかというと
普通の車で滑走路上をかっとばし急ブレーキかけてどんくらい滑るかを測定するんだとか。
今もこんな原始的な方法をやっているのかわかりませんが。
Very Poorともなると相当すべるでしょうから、結構楽しいかも。。。
明日、また雪が降るようですね。
大きな混乱が無いといいのですが。
Automatic Terminal Information Service
2014年2月13日 >