コロナウイルスにヒーヒー言わされちゃってる航空業界ですが、Cargoだけは盛り上がっているようです。
何故なら、旅客便が減便しているので旅客機のベリーで貨物を運べず、貨物便だけでは捌ききれない貨物が溢れてしまっているからです。中東の777やAir Hong Kongのパイロットはそれなりに忙しく飛んでいるようですね。
旅客機で貨物だけ運ぶ!
会社によっては旅客機のベリーに貨物だけ詰め込んで、「お客さん無しCAさん無し」で飛んでいるところもあるようです。というのも、貨物スペースの供給が激減した影響で、貨物の運賃が3〜5倍になっているんだそうで。
777Fには約100トンちょいの貨物を積むことができるんですが、777や787の旅客機のベリーにも大体30トンくらいの貨物は余裕で積めるんですね。Yieldが5倍になっているなら、旅客機に貨物20トン搭載で、平時の777Fに100トンの貨物を載せたのと同じ効果があるわです。
とはいえ赤字は凄まじい
おそらく、大手なら月にウン百億円の赤字でしょう。今の状況が長く続けば、政府の援助無しで生き延びれる航空会社は少ないのではないのでしょうか。先日、米国政府が航空業界への支援を発表しましたが、既に「そんなんじゃ足りん!」という声があがっているようで、第2第3の支援が行われる可能性もあるとかないとか。
でね、この政府からの支援、「受け取った会社は社員をクビに出来ない」という規定があるんです。これまでなんかある度にホイホイ首切りしてきた米国の航空会社、どうするつもりなんでしょうね。まぁ今回ばかりは支援金受け取る以外に道はないと思いますが。加えて、政府が航空会社の株主になることも提案されているようで、、、
ところで、ちょっと詳しい方いらっしゃれば教えてほしいことが。
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