ANZAI, 日記

GOOD LUCK!! Episode4

本日はEPISODE4より。再生出来ない場合はこちら↓

日本から上海に行く際、アカラコリドーというルートを通過します。
そのルートでは通過出来る高度が決められています。
つまり、廊下(コリドー)のように狭い空間を飛んでいかなかればならないのです。
上海に向かう際には24000ft,28000ft,30000ft,40000ft。
上海から日本に向かう際は25000ft,29000ft,31000ft,39000ft。
上記以外の高度は原則的に通過できません。
で、ドラマの中でアカラコリドーの名前は出てこないのですが、もしや制作者がコリドーの存在を知っていたのでは?と思わせるシーンが。
00:40の
「行きは最高速度。向かい風を少しでも減らす為に巡航高度は28000」
というこのシーン。
恐らく上空は西風が卓越していたのでしょう。ですから、お客さんを乗せていないからっぽの状態であれば40000ftまで上がった方が燃費がよいのですが、あえて向かい風を避ける為に低い高度を選択したようです。で、ここで香田さんが340000ftとか言っちゃたら、おいおいそりゃ通過できねーだろって話になるんですが、ビシっと28000ftを選んだあたりが、実に玄人好みと言えるのではないでしょうか笑。
(もちろん、最初は34000ftを飛んでおいて、アカラコリドーに到達する前に高度を変えることは可能)
が、2:40の帰りのシーンにはこんな一幕も。
「ノースウェスト便は29を要求していますが、高度は41で申請しますか?」
『ばか、高度を41にしたらキャビンが揺れる。揺れのポイントを忘れたのか?』
というこのやりとり。ノースウェストが29000を要求しているのはわかります。しかし、上述したように41000は基本的にはアカラコリドーでは飛ばないのです。香田さんのつっこみが『揺れのポイントを忘れたのか?』ではなく、『アカラコリドーの高度制限を忘れたのか?』であればパーフェクトだったのにーー><
が、この手のルールはよく変わります。ドラマをやっていた当時は41も飛べたのかもしれません。それに、原則的には要求しませんが、特別な理由があれば飛ぶ事は可能です。
ちなみに29(にーきゅー)とか41(よんいち)という言い方もなかなかプロいです笑。実際、我々もこういう呼び方をよくします。
ちょっと細かすぎましたが、今回はこんなところです^^
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2012-07-18 | Posted in ANZAI, 日記10 Comments » 

コメント10件

 匿名 | 2012.07.18 14:03

つまんない。

 コロン | 2012.09.07 17:21

はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いています。
いきなりですが、アカラコリドーの記事読んでいて、以前から疑問に思っていることがあったので質問よろしいでしょうか。
それは、上海と沖縄間の航空路についてなんですが、flightradar24を見ていると、上海~沖縄線はどうも直線で飛ばず、鹿児島辺りまで一度飛んで、そこから沖縄方面に向かっているように見えます。所要時間も距離的には上海~福岡より近いにも関わらず、福岡の1時間半に対して沖縄は2時間です。
他にも、上海~オセアニア方面を結ぶ便も沖縄上空を通過した方が距離的に短くなりそうですが、わざわざ長崎付近まで来てから南に進路変更していたりと不思議でなりません。
この区間何か訳あって飛ぶことができないのでしょうか?
ご都合の良い範囲で教えて下さい。

 安西 | 2012.09.07 21:21

コロン様
初めまして、コメントありがとうございます。
flightrader24というのはアプリかなにかでしょうか?ちょっと調べてからお答えしますね!
少々お待ちください!!

 安西 | 2012.09.09 10:40

コロン様
航空路のチャートを見てみると、上海から沖縄までダイレクトのルートが設定されていないようです。よって、一度長崎の西側まで出てから南下するルートが最短となるようですね。私も飛んだことの無いルートですのではっきりとはいえませんが、、、。需要が大きいのであれば、そのうち新しいルートが新設されるかもしれませんね。

 コロン | 2012.09.09 17:35

お忙しい中、調べて下さり有難うございました!!
この区間を結ぶ航空路の設定がないとは意外でした・・・GPSなどの技術が進歩しても、いくら空飛ぶ飛行機と言えど、航空路がないことには遠回りしないといけないのですね・・・
疑問が解けスッキリしました!!また、宜しくお願いします。

 コロン | 2013.08.18 12:15

以前、こちらで疑問を解決して頂いたコロンです。
失礼ですが、またFlightradar24を見ていて疑問に思うことがあります。
それは、関西や名古屋からヨーロッパへ向かう便が、日本海を北上し北朝鮮の東部を一部かすめるように通過しているようなのですが、日本発着の便が国交のない北朝鮮上空を通過しても問題ないのでしょうか?
国交の有無と上空通過は別問題なのか、それとも、日本の航空会社はダメだけど、国交のある国の航空会社ならOKとかあるのでしょうか?
お忙しい時に申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

 安西 | 2013.08.20 22:51

コロン様
こんばんは。私もピョンヤンFIRは飛んだ事がないのでなんともいえませんが、一応ルートは設定してあるので問題ないのかもしれません。はっきりとした答えがわかりませんので、機会があればわかる人にきいてみたいと思います。

 flyingtony | 2013.08.21 13:27

外国の領空を飛行する場合、特に双方の国で同意が無い限り定期便であってもチャーター便であっても当該国に対し事前に領空通過申請をし、許可番号を取得しなければなりません。定期便の場合や複数のチャーター便が飛ぶ場合、まとめて申請して許可されるのでパイロットは領空通過が当たり前のように感じますが、単発のチャーター便の場合は都度申請になりかなり手間がかかります。
どんな小さな国であってもその領空通過の許可がでなければ、最悪飛行経路を変更しなければなりませんから。
ちなみにFIR(情報区)は領空及び公海上空を含んだ空域で領空主権 よりも航空交通の円滑で安全な流れを考慮し設定されていますので、必ずしも領空と一致しません。手元に極東のチャートがありませんのでロシアと北朝鮮の国境とFIRの設定を詳しく見る事ができませんが、恐らくヨーロッパ~日本便の航空交通を円滑にするために北朝鮮の領空の一部がロシアのFIRに組み込まれているのではないかと推測します。

 コロン | 2013.08.21 17:37

安西さま、Flyingtony さま、詳しい回答有り難うございます。
領空と航空管制の空域が必ずしも一致しないとは驚きました!!
以前、何かで与那国島に着陸する飛行機も台湾の管制と交信する必要があるとか見た覚えがあるのですが、ひょっとしてこれも管制の便宜上ということで、世界的に見るとそんなに珍しいことではないのでしょうか。
それにしても、いくらロシアの管制空域と言っても、何をやらかすかわからない北朝鮮上空通過はちょっと怖いです・・・

 安西 | 2013.08.22 13:32

flyingtony様
べ、、、勉強になります><
私もロシアが怪しいと思ったのですが、チャートを見ると朝鮮半島の東側(新潟の北西200マイルくらい)にピョンヤンFIRが広がっているようです。ですので、flightradar24に映る機影は、おそらくピョンヤンFIRの少し東側の日本海上空(福岡FIR内)を通過しているのではないか、と思っているところです。

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