前回の記事で
「ハッピーフライトは747に乗っていた僕からみてもよく作り込まれている映画」
とご紹介しまいた。
しかし、1つだけ間違いがあるのです。別に揚げ足とりたいわけではありませんんが、なかなか興味深いお話だと思いますのでサラっと書きます。
旋回中、コップの水が傾いている!?
この映画では、トラブルを抱えたホノルル行きの便が羽田へ引き返し緊急着陸します。パイロットがダイバート(目的地変更)を決めた際、上の写真のように747が旋回するシーンがあるんです。( この写真は実際のモノではありません )
それに合わせて、ほんの一瞬、旋回方向に傾くコップの水が映し出されます。
これ、間違いです!
飛行機が旋回してもコップの水は傾かない
飛行機が旋回してもコップの中にある水は水平のままです。なぜなら、飛行機が旋回している最中、飛行機に対して垂直な力が発生し、ソレが水を下方向に抑えつけるから。
旋回中には水平飛行中になかった飛行機に対して垂直な下方向の力( Resultant Load )が発生しているのはわかります。
コレが水を抑えつけるんです。
よって、飛行機が旋回すると、コップそのものは飛行機に合わせて傾きますが、コップの中の水は水平を保ちます。
以上、ちょっとしたマメ知識でした〜。
ちなみにこのネタは当ブログで最もアクセスを稼いだ男タカからの提供です(^.^)
彼も今は元気に世界中を飛び回っています!