ブログ 金目の話

Permanent Traveling Pilot あとがき

2013年2月14日 >

すっかり好感度が下がってしまったのではないでしょうか、副操縦士安西です。
今回のPTPシリーズではとりあえず金金金!ってかんじで書いてきました。
でも、このPTPはとっても夢のあるライフスタイルだと思うのです。
私の海外への憧れも、本質的にはそっちです(今更)。
確かに、元祖PTのように完全に自由というわけではありません。サラリーマンであることにはかわりませんから、ある程度拘束されます。しかし、30年パイロットをやっていれば、頑張れば5カ国くらいはまわれそうです(そこまでやるつもりはないですが)。海外の会社に勤めることで様々な経験をすれば、人間として大きく成長できると思うのです。
また、海外の会社は有休消化やスケジューリングに於いて日本の会社に比べるとかなり融通が利くようです。その分、家族との時間を増やすことができるのではないでしょうか。休みを取って、ZEDを使って嫁と子供と色んな国にいってみたい、そう思うんです。
子供の教育にもメリットはあるはず。英語は勿論、いくつかの言語を学んだり、多種多様な文化に触れることは将来彼らの財産になるはずですし、これからの時代、求められるのはそういうことではないかと思います。ただ、日本人としてのアイデンティティーやネイティブレベルの日本語を身につけることができない可能性があるというデメリットはあると思います。
そして何より、現役のパイロットである我々が、日本の航空業界はダメだの給料下がっただのブツブツ文句言ってちゃいかんと思うんです。パイロットになったらこんなライフスタイルを実現できるんだぜ!ってところを次の世代にビシっと見せて、彼らに「やっぱパイロット目指そう!」」と思ってほしい。モチベーションをガンガン上げて、明るい未来を手に入れるために勉強してほしい。そう、金金言ってきましたが、一連のシリーズはあくまで「パイロットになりたいを応援する」の趣旨に沿ったものだったってわけです!
いいぞ、安西!
何度も言いますが、夢って大事です。私自身もPTPという夢があるから、給料下げられても今こうして元気で腐らずやれてます。
科学のおかげで、地球はぐっと小さくなりました。特に、飛行機とITの技術革新はハンパなし。せっかくこんな時代に生まれたんです。地球上にあるもののうち、少しでも多くを死ぬまでに見たい!
だったら税金の勉強してねーでとっとと英単語でも覚えんかいと言われそうです。
仰る通りです。
永遠の漂泊者、松尾芭蕉。
彼が現世にやってきたら、どんな句を詠むだろう。
おやすみなさい。
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