ANZAI, パイロットになるには

もし安西副操縦士がパイロットを夢見る大学生だったら

前回の続きです。

もし安西さんがパイロットを夢見る大学生だったらどんな生活を送るでしょうか。

うーん、コレなんてどうでしょう。

大学時代やらずに後悔したことはありますか?

あとは、コレなんかも素敵です。大学最初の一年間で100万貯めて株式投資とか。

株って何?!
キャリアパスが台無しになるような事態に遭遇することに備えよ!
なぜ株なのか?
いつ株式投資を始めるのか?
大量の負け組を生み出すニューエコノミー そこでの身の施し方

ちょっと安西さん、パイロットになりたいのに自給自足とか起業とか株とかカンケーないし!!」

なんて声が聞こえてきそうですが、パイロットになるための勉強はパイロット養成機関に入ってからで十分間に合いますので、そこに行くまではパイロットになること以外のことを沢山考えた方がいいと思います。

あのですね、エアラインパイロットになるってどういうことかわかります?

それはですね、雇われの身になるということなんです。「エアラインパイロットになりたいです!」と「社畜になりたいです!」ってのは同義なんですよね。「会社という組織に所属してそこから給料もわらないと生きていけない存在になります!」と自ら宣言しているに等しい。これはもう圧倒的な事実であり、インド人のおっさんが言ってるパイロットとしての誇りとか自覚なんてのとはまた別のお話なわけ。

だからね、パイロットになりたいと思う人は、雇われの身になるからこそ、雇われなくても自分で食って行ける自給自足の能力とか、キャリアパスを台無しにされても起業や投資で家族を養っていける能力を身につける、或はそういう視点を持っておく、ってとても大事だと思うわけなんですね。

あ、もちろん航空大学や自社養成に合格できる学力を身につけるための勉強もコツコツ頑張ってくださいね。大学合格したときの学力キープできてれば十分だと思いますので。

いやーこんなんじゃもう全然大学生活エンジョイできなそうですけど、エンジョイしなくていいですからね。日本の大学生みんなが飲みサークルとか卒業旅行やらにうつつ抜かすの即座に止めて海外の大学生のように勉強始めれば日本のGDP0.1%くらいすぐ上がるんじゃないかなw。あなた方若人はほんとに宝なんですね。アベノミクス弟4の矢。俺も若いけどね。

最後にですね、こういう書き方してると、「そんなことばっか考えてるパイロットが運転してる飛行機には乗りたくありません」とかいう御花畑な意見を述べる輩がいますけどそういうのはもう無視。

9.11でどれだけのパイロットが職を失ったと思います?

パイロット不足がニュースを賑わす昨今ではありますけどね、あんな大事件がまた起きようもんならパイロットの需要スッ飛んじゃってもおかしくないわけ。事件が起きなくても、ただでさえ景気に左右されやすいこの業界。加えて、自分の責任でクビになることだってあるわけなんです。(ちなみに彼は未だアフリカで職を見つけられずにいます)

いつクビになるかわわらない漠然とした不安を抱えるパイロットが操縦する飛行機より、「まぁ今クビになっても畑あるからなんとか食っていけるかな」ってニコニコしてるパイロットが操縦桿握ってる飛行機の方がいいと思うんですよね、僕は。

 

 

安西副操縦士のログブック | パイロット ブログ


2016-09-05 | Posted in ANZAI, パイロットになるには6 Comments » 

コメント6件

 ミー | 2016.09.05 23:38

安西様

このご時世、どこに転機があるのか……またどこでどの様な落とし穴があるのかわかりませんものね。
備えあれば憂い無し!
安西様のように日夜(?)360度アンテナを張って生きていらっしゃるのは素晴らしいと思います。
でもくるくる回転し過ぎてしまうと目が回ってしまいますので、時には円錐の先へと視線をお向け下さい(^ー^*)

あ!
もう眠りますよ~
疲れているみたいなので^^;

 匿名 | 2016.09.06 0:55

どうせ削除されるとは思いますが…
本質を理解してないな、飛行機乗る人として…

 安西 | 2016.09.06 0:59

ミー様
女子大生に見えませんでしたか?
そうですね、本業しっかりやることが一番大事だと思います。おやすみなさい。

匿名様
いえいえ、いただいたコメント削除なんてしませんよ。ご心配なく。

 へなへなたか | 2016.09.06 16:30

今日、小学校へ授業参観に行ってきました。

子供の友達のお母さんが、長兄(高校生)が遊んでばかりいること、自分が学生時代は典型的な日本の学生だったこと、そして最後に、

「社会に出てから、あの時やっておけば良かったって気付くものなのよ~。」

と仰ってました。う~ん、納得。

サラリーマン(私もですが)は会社の歯車、いつ失業するかもわからないですから、安西様やミー様の仰るとおり、備えはあった方が気持ちに余裕が持てるのではないかと思います。

ちなみに私も、いつ使うかわからない、学生時代に生きるため使っていた資格を、いくつか隠し持っています。

先月は子供の幼稚園行事で、急遽園バスを車庫・駐車場間で移動させることになって(夏休み中なので運転手さんが出勤していない)、園長先生から非常に感謝されました。

授業参観から帰った私はさっきまで、自給自足に必要なアイテムのひとつ、

チェーンソー

の目立てをしておりました。
道具の手入れは重要です。

 まっしゅ | 2016.09.06 23:38

うーん。なかなか染みる言葉ですね。今のうちに読めて良かったです。
ちなみに私は国際関係を勉強する学部(地方国立)にいます。自給自足の力なんて農学部の彼女に選んで頂かない限りお察しです。

入学してから4,5ヶ月、(国際系の学生にはパーリーピーポーが多いのですが)周りのパリピ共よりは初心の忘れ方はゆっくりだったように思います。元々、学校に従って推薦を受けたら受かっちゃったっていう推薦入試組なので、一般入試組に負けたくないという思いと、推薦入試が故に持っている目的意識で大学での勉強や議論には手を抜きませんでした。いわゆる意識高い系ってやつですね。あ、「系」は余計でしたねw

夏休みに入って思うのは、安西さんが記事の中で挙げられたリンクの中で語られているように、夏休みが長すぎて普通に過ごすだけだと時間の浪費にしかならないということですね。とくに8月はセミナー等があったものの、暇すぎたので家やスタバで読んでなかった本を制覇し、英語の語学書を買って読み進めたりしてます。9月は、実家に帰ったり、ベトナムに旅行(とはいっても観光はメインではないですが)に行ったりします。金を使いまくる夏ですねww

とまあ、自分語りをしてしまいましたが、なぜ周囲の「うぇーいwwwww」という空気から距離をおいて視野と世界観の拡張に勤しんでいるかというと、自分が勉強したい・極めたい学問を完結させたあと、就活で自社養成を受けるっていう選択肢が頭にあるからなんですよね。先日受けた2泊3日のセミナーで起業についていくらか勉強しましたが、やっぱり会社人間・社畜の道を選ぼうとしているようです。

途中で航空大にいくのも、若い内にやっとけっていう意味で良い選択肢ですけど、今やってる勉強が楽しいので、それを途中で辞めるのはもったいないなと今は考えてます

自分の価値を高めていつ来るかわからないクビに備えるという意味では、父に言われたとおりにビジネススクールに通うなりなんなりでMBAでも持っといたほうがいいのかなぁ。。。
Married But Availableじゃなくて。

 安西 | 2016.09.12 16:52

へなへなたか様
ちぇんそーは使ったことないんですよ。なんか怖くて。1つのことを極めることも素晴らしいですし、いろいろできるのもこれまたいいことかなと思いますね。

まっしゅ様
ほほう、MBAにそんな意味があったとは。。。ベトナムはよさそうですね。チャンスが溢れているようにおもいます。

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