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海外のパイロットはCAに奢んない

2015年10月6日 >

日本でクルーと食事に行くと、機長が沢山払って、その次に小パイが沢山払って、CAさんはまぁ気持ちだけ、、、みたいな文化があります。もちろん会社によって違うでしょうが、大手に行くほどこの現象は顕著かもしれません。

例えば、某青社のB777の小パイK氏。この会社のB777の小パイなんて、日本の小パイの中じゃ間違いなくトップクラスのお給料貰ってるはずですが、CAさんにごちそうしまくっていつになっても貯金ができんと嘆いています。ま、彼の場合、彼女が3人も4人もいてクリスマスどうすりゃいいか困ってますみたいな輩ですから、必ずしもそれだけが理由で金欠なわけではないでしょうが。

さらに、小パイは金払うだけではありません。お勘定を基にそれぞれの支払い額を計算し、機長にお伺いを立てに行きます。

「機長、お会計30,000円なんで、機長が15,000円、私が10,000円、残りをCAさんで1000円ずつでどうでしょう」

ってな具合にです。(会社やクルーによって違うこともあるでしょうが)

操縦室では機長に気を遣い、飲みに行っては金も払って機長とCAさんの懐具合に気を遣い、家に帰れば嫁さんに、、、。

まぁ、副操縦士といえばだいたい25歳の青年から30代のオッサンなわけですが、この辺の年代ってのはどこの業界でも一緒なんでしょうね、きっと。パイロットも所詮は雇われの身、サラリーマンであることに変わりはないわけです。

一方、私が今いる会社では、クルーみんなで食事に行った際にパイロットが多めに払うというシーンにお目にかかったことがありません。みんなそれぞれ自分が飲み食いしたものだけ支払います。たまに機長と二人っきりで飲みに行った時に、「今日は俺が」っと言ってもらえることはありますが、大人数のときは完全に割り勘のことがほとんどのようです。まぁパーディアム(食事代)が会社から支給されてる訳ですから、それでいいんじゃないのってことなんでしょうか。

最初みんなで食事に行ったときは、当然沢山払うつもりでいたのでちょっと戸惑ったわけなんです。私、あんまり飲まなかったので私の分だけ皆より安かったのもありますが、え、ほんとに自分のだけでいいの?って感じでした。まぁ今では、こちら流のほうがお互い変な気を遣わず楽でいいのかなと思っていますが。

みなさんのお国や業界ではいかがなもんなんでしょうか。

 

 

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