先日、大手企業の時給に関するこんなツイートを見つけました。
◾︎キーエンス 時給は8,000円超え
・1位のキーエンスは時給8,037円
・2位は三菱商事(7,035円)
・平均残業時間が61.5時間
・給料の半分以上が賞与
・ボーナスは年4回
・TOP30社の平均時給は5,363円
・東京都の最低賃金の約5倍(openwork調べ)https://t.co/BNh5EXfEXC pic.twitter.com/FM7l2Xe5Li
— 秋山祐太朗 / 株式会社Leretto (@YutaroAkiyama) November 9, 2019
僕、時給が高いの好きなんです♡
皆さんも、同じ1万円稼ぐなら、時給1,000円で10時間働くより、時給10,000円で1時間働いた方がいいと思いません?(笑)
ということでパイロットの給料をちょっと時給で考えてみましょう。
1. パイロットの年収を簡単に時給換算すると?
先日書いたジェットスタージャパンの例を使ってみましょう。
副操縦士の年収は約1,500万円(額面)
月80時間飛んだとすると飛行機時間は960時間/年
まぁ有給休暇取ったりするので900時間/年とします
1,500万÷900時間=時給16,666円(額面)
どうでしょう?高いと思います?安いと思います?
2. パイロットの時給と年収は機種によって変わる
上で計算した16,666円はかなりおおざっぱです。
なぜなら、機種によって時給が変わってしまうから。例をあげてもう少し細かく見てみましょう。
A320で年間900時間飛んだ場合の時給
320は短い路線を主に飛びます。
例えば、1日で成田とソウルを往復するとか。この場合、飛行時間は往復で大体5時間。したがって、年900時間をこなすには、月15日働くことになります。
ここで、飛行時間以外にも考えなければならないことがあります。
フライトが始まる前のブリーフィングの時間や、ソウルで帰りの便の準備をする時間などです。それらすべてを考慮すると、拘束時間は大体1日8時間くらいになります。
月15日出勤するので、8時間x15日x12か月=拘束時間1,440時間/年
1,500万÷1,440時間=時給10,416円(額面)
B777で年間900時間飛んだ場合の時給
777長い路線を主に飛びます。
例えば以下のような月間スケジュールです。
成田ーパリ
成田ークアラルンプール
成田ーシンガポール
これを12ヶ月こなせば年間の飛行時間は約900時間に達し、拘束時間は約1,200時間/年
従って、1,500万÷1,200時間=時給12,500円(額面)
めも
- ニューヨークなどに滞在している時間は拘束時間として計算していません。
- 本投稿では飛行時間を出発地駐機場から目的地駐機場までの時間と定義しています。
3. 実際はもっと低いパイロットの時給
さて、簡単に計算してみましたが、実際の時給はもっと下がると思います。
なぜなら、パイロットは自宅でオベンキョーしている時間が結構長いから。
翌日のフライトの為に準備するのは日常的ですし、年に2回の定期審査や年1回の路線審査の際は、審査1か月前くらいから休日返上で勉強しなければなりません。(個人差はありますが)
4. プライベートパイロットの時給
プライベートジェットパイロットの年間飛行時間、だいたい300時間程度なんだそうです。
1,500万÷300時間...( ゚Д゚)
ちなみに、今月の安西さんの時給は∞です。
なぜなら仕事がひとつも無いからです。
フハハ(; ´∀`)ハハハ..
パイロットの年収に関する記事をコチラにまとめました。