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エアラインパイロットとして受け入れられない

2020年4月17日 >

先日、エアラインパイロットとして到底受け入れられない写真を目にしました。

コチラですwww

 

 

あのね、これはですね、Utterly Unacceptableでございます。

このクソガキがぶらさがってるの、何かわかりますか??

 

ピトー管だっつーの

そうです、これ、ピトー管です(笑)

ピトー管は、空気の量を測定しそれを飛行機のコンピュータに送ることで、速度をディスプレイに表示させるというとてもとても大事な役割を果たしています。

飛行機のエンジンが心臓であれば、さしずめピトー管は「目」でしょうか。

このガキがやってることは、飛行機に目潰し喰らわせてるようなもんなんです!

 

ハッピーフライト

 

ハッピーフライトという映画ご存知ですか?

コレはまさにピトー管にトラブルが起きて、ホノルル便が羽田に緊急着陸するという内容の映画でした。

「所詮映画っしょ」って思います?

いやいや、この映画はホントによく作り込まれていました。離陸前のフライトコントロールチェックや離陸推力のセットの仕方、リアルなトラブル、ロフトのようなシナリオ。

当時747に乗務していた僕から見ても、なんの違和感も感じない素晴らしい映画だったと思います。

パイロットだけではなく、ディスパッチャー、CA、管制官、整備そしてグランドスタッフ、全ての職種がリアルにイキイキと描かれていました。

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エアフランス447便墜落事故


映画だけではありません。ピトー管の不具合に起因する悲惨な航空事故も実際に起きています。

エアフランス447便は、ピトー管に着氷が起こったとで正確な情報をコンピュータに送れなくなり、自動操縦が外れ、パイロットのミスにより飛行機が失速し墜落しました。( 乗員乗客228名全員が死亡 )

 

この事故が航空業界に与えた影響は甚大でした。

エアバスは「エアバスは失速しない」という概念を改めざるをえず、訓練内容が改められるキッカケになりました。

私が中東の会社の面接を受けた際、テクニカルクエスチョンやCRMクエスチョンは全てこの事故に関することを訊かれました。

 

おさわりもご遠慮願います

ということで、ピトー管の大切さ、おわかりいただけましたでしょうか。

ぶら下がるのはもちろん、オサワリもご遠慮頂きたい!

こういうクソガキを見つけたら躊躇なくスラッシュキックをお見舞いし

 

 

呑気に撮影してるアフォな両親にゃ速やかに百烈張り手を打ち込んでいただければと思います。

 

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