パイロットの年収 ブログ

【7,500万!?】パイロットの年収【中国の大手2社を比較】




も、コロナで仕事がない日々が続く安西さんです。

もはや自分がパイロットだったのかどうか、記憶が曖昧になってくるレベルでございます。

まぁ、せっかく時間があるので今日もブログを更新しませう。今日は中国の大手2社のパイロットの年収について書きます。

 

 

1. 廈門航空のパイロットの年収

パイロット 年収

 

まずは廈門航空です。

僕が知る限りヒラのパイロットの給料であればこの会社が一番いいと思います。

 

B737NG機長の年収

機長の年収は352,310USドルです。円換算すると約3,800万(手取り)。

日本の額面になおすと年収7,500万円です。

 

パイロット 年収

参照サイト: https://www.sakai-zeimu.jp/blog/archives/7051

 

機長のその他の待遇

スケジュールはいくつかのパターンから選べる

  1. 22 days on/8 days off
  2. 44 days on/16 days off
  3. 19days on/11days off
  4. 38 days on/22 days off

例えば1.の場合、22日間働いたあとに8連休というパターンを繰り返します。

外国人パイロットはこの8連休の間に自国に帰ります。

コレをコミューティングと言います。

22日間働いている間も単休などのお休みはあります。

休みが増えるほど給料は減ります。

上記の352,310USは一番お休みが少ない場合。19days on/11 days offを選ぶと年収は約270,000ドル(手取り約2,900万円)になります。

廈門航空のパイロットは3年契約の契約社員

 

廈門航空の737のパイロットになるには?

パイロット ブログ

 

簡単にまとめると以下の全てを満たす必要があります。

  • B737NGのライセンス
  • 総飛行時間5,000時間
  • ジェット機2,000時間
  • B737NGで500時間の機長時間

 

スカイマークやソラシドの機長さんでコレを満たせる人は沢山いらっしゃるでしょうね。

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2. 中国南方航空のパイロットの年収

 

続いて中国南方航空。こちらも廈門と同じように勤務パターンによって年収が変わります。

 

機長の年収(B787)

中国ベースの場合

月24,522USドル(手取り年収3,180万円)

22 DAYS ON / 8 DAYS OFFあるいは44 DAYS ON / 16 DAYS OFFの場合

月21,670USドル(手取り年収2,800万円)

19 DAYS ON / 11 DAYS OFFあるいは38 DAYS ON / 22 DAYS OFFの場合

月18,958USドル(手取り年収2,450万円)

南方航空のパイロットは4年契約の契約社員。

 

南方航空のパイロットになるには

パイロットパイロット年収

 

簡単にまとめると以下の1-3を満たす必要があります。

1. 応募時点で737,777,744,787いずれかの有効なライセンスを有しており下記いずれかを満たすこと

・B777/B787で500時間の機長時間or
・B744で500時間の機長時間or
・B737NGで1,000時間の機長時間

2. 最大離陸重量50トン以上のMulti-crew, multi-engine, commercial jetで2,000時間の機長時間

3. 総飛行時間5,000時間

 

 

3. 中国南方航空のRSPとは

パイロット ブログ

ちょっと脱線しますが、南方航空が外国人パイロットに提供しているRSP(Reverse Scheduling Port)についてサクっと解説します。

 

パイロット 年収

 

中国南方航空は世界中に就航しており、各都市にパイロットのベースを抱えているんです。

例えばパリ。

あるフランス人パイロットが、給料下がってもいいから中国に住むよりパリから通いたいと思ったとします。

そんなパイロットが19 DAYS ON / 11 DAYS OFFのRSPを選ぶと以下のような勤務パターンが可能になります。

 

Example

【Day1】パリー広州便に常務

【Day2-Day18】広州からの発着便に乗務

【Day19】広州ーパリ便に乗務

→11日間パリでお休み

 

コレ、外国人パイロットにとってはとても効率の良い勤務で、普通のコミューティングとは一線を画します。

なぜなら普通のコミュートの場合、休みを使ってお客さんとして飛行機に乗り込み、パリから広州に行かなければならないから。

もちろん帰りも休みを使って帰るので、パリで過ごせるのは実質9日間のみになってしまいます。

また、Day2-Day18の間に、広州ーパリ便の乗務を優先的にアサインしてもらえれば、パリで家族と過ごせる時間を更に増やすことが出来ます。

こういう勤務を提供している会社はなかなか珍しいです。中国最大手の会社だからこそのベネフィットなんでしょうね〜。

 

パイロットの年収に関する記事をコチラにまとめました。

 

注意

  • 上記であげた待遇や年収はコロナ前のモノです。
  • 円換算は1ドル108円で行いました。
  • 上記の年収や待遇は全てコチラで紹介しているエージェントによって一般に公開されているものです。
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