エアラインのパイロットは20代前半で年収1,000万超えるチャンスがあります。最近はジェットスタージャパンでも新人FOさんで1,200万ほど貰ってらっしゃいます。これは世界的にみても結構恵まれた環境で、パイロットを目指す人は「日本人でよかった!ありがたや!」と感謝すべきだと思います。僕も感謝しています。
で、初めて年収1,000万超えてみて人々は思うわけです。
税金高ぇ...
しかし給料取りには経費をあげる術がない。でもなんとか節税したい一心で調べに調べ「築古不動産買って快速償却」という案に行き着いた人がいるかどうかわかりませんが、止めといた方がいいのでお知らせしておきます。
年収1,000万のパイロットが不動産で節税?
簡単に例を説明します。
これをやると、年間約70万円の税金還付を受けられるんです。4年やるわけですからトータル280万も返ってくることに‼︎(計算はかなり大雑把)
しかし返してもらった税金はまた返さなければいけない
そうなんです、また返さなきゃいけないんですw
4年で償却が終わると、5年目以降は減価償却できなくなるのでこの物件は売ってしまおう、ってなりますよね?例えば買った価格の3,000万で売ったとしましょう。その場合、譲渡税幾ら持ってかれると思います?
ざっと計算して約300万です。
ね?意味ないっしょ?
いやいやいや家賃収入があるじゃないか!
なるほど、古い物件ならグロスで15%は期待できますからネットで12%くらいはあるでしょう。3,000万フルローン25年2%ならば、まぁ月15万が手元に残るでしょうか(満室と仮定)。
しかし!古い物件の管理って大変なんです。何故って古いから。水が漏れたり床が抜けたり色々トラブルあるので新築に比べると支出が全く予想できない。加えて、一度退去されてしまうと次の賃貸付けがとっても大変。だってみんな古いの嫌がるもん。すると家賃下げなきゃならなくなる。家賃下げると変なヤツ入居してきて酒飲んで壁に穴開けたり夜逃げしたり終いにゃ人殺したり。そして何より、そんなボロ物件が買った値段で売れる保証なんてどこにもないワケで。
勿論、自分でリフォームできたり地元の業者さんといい関係作って物件キレイに保つ為の努力できるような人ならいいですよ。でも、節税目的で物件買おうなんてゲスなパイロットにそんなヤツおらんのですよ。まぁ年収3,000万とかでコレやるならまた効果が違ってくると思いますがね。1,000万ソコソコの子パイなんぞ大人しく飛んでいればヨロシ。
え?
安西副操縦士はやらなかったのかって...?
2棟ガッツリやっちんちん。
パイロットの年収に関する記事をコチラにまとめました。